睡眠科学の権威が提案する睡眠環境とは?



スリーピオン がデザインする睡眠環境 それは゛お母さんの胎内”

スリーピオンの開発者である清水教永医学博士は、長年にわたり睡眠と健康の研究に携わってきました。 しかし、多くの専門家は、睡眠に関するメカニズムを探求するばかりで、どうすれば良質な睡眠がとれるのか?不眠が改善されるのか?という問題を解決する視点の研究が進んでいないことに疑問を抱いていました。それは、おそらく睡眠の改善あるいは快適な睡眠に誘う方法は、個体特性や個体差など複雑な 要因が絡み合って、一定の結論を得ることが困難であるからだと推測されます。


 統計的に5人に1人が不眠に悩まされ、現代病ともいえる問題が深刻化する中、健康医科学の専門家として貢献できることはないか? その想いから生まれたのが、「睡眠マネジメント」というコンセプトであり、最適な睡眠環境をつくるガジェットがスリーピオンです。  


清水博士が提案する睡眠環境とは、命の源である“お母さんの胎内”に近い環境です。 人間は、母の胎内で命を授かり、そこで約10カ月もの間、生命が育くまれます。 お母さんの胎内とは、全ての人にとって生命の根源であり、それが、最も安心できる環境なのです。


 幼児が、お母さんに抱かれることでスヤスヤと眠るのは、母の肌の温もり、血液の流れや筋の収縮に伴う 体内音あるいはにおいを五感で感知し第6感で感性的に受け止めるのです。  

太古より人間は自然界の中で常に外界からのストレスにさらされ、脳の中では、恐怖心や警戒心が 働き、脳に刻み込まれてきたのです。睡眠とは、生命をさらけ出す最も危険な行動となっていました。


 このような状況から命を守り、安全で安心して睡眠を取ることが出来るのは、ある時代は、水中であり 木の上であり洞穴であったのです。  

しかしいつの時代でも、命を守ってくれる最適な環境は、お母さんのそばであり腕の中であったことは容易に想像できます。そして、永年にわたりこのような脳への刺激によって遺伝子に睡眠の行動と精神的働きがインプリントされ現代に生きる私たちの睡眠行動となっているのです。


 清水博士は、この人間に共通となっている睡眠行動に着目し、睡眠とは人間が一日の営みを終え、 母親の胎内にもどり、そこで新たな命を授かり、また次の日の命を迎えるための活動と捉え、その胎内に 近い環境を作り上げる人間の「文明」としてスリーピオンを開発しました。


スリーピオンの研究成果

まず、脳が眠っている状態をノンレム睡眠と言います。その深さはステージ1~4で表され、深い眠りとされるステージ3~4は徐波睡眠と呼ばれています。 不眠症の方はこの徐波睡眠が短い、あるいは、徐波睡眠まで達していないといった傾向があります。


 実際に、被験者40名を対象にスリーピオン使用前後の睡眠時脳波を解析しました。 その結果、スリーピオンを使うと、この徐波睡眠期が確保でき、さらに通常より早く発現されるという 結果が得られました。この結果は、統計学的に有意な差が認められました。 就寝から睡眠脳波が出現するまでの時間を、睡眠潜時(入眠した状態)といいます。 この時間が短縮されることは、入眠困難な状態が改善され、快適な睡眠に誘われたことを 意味します。 入眠潜時の時間が短縮され、さらに徐波睡眠に達するまでの時間が短縮されたということは、睡眠の質が向上したと推測することができます。


不眠に悩む皆様へ

不眠は、放っておくと深刻な健康被害を及ぼします。 睡眠導入剤が薬局で簡単に手に入るようになったことで、薬に依存してしまう方が増えていますが、 薬を使ったからと言って、睡眠の質が改善されるとは限りません。 適度な運動や食生活などの生活習慣を見直し、睡眠環境を整えることで、薬に頼らなくても 不眠が解消できる可能性があります。 

スリーピオンで一人でも多くの人が、ぐっすりと眠りにつき、すっきりと目覚め、新しい一日を迎えることができるようになることが私たちの切なる願いです。


プロフィール

清水教永

一般社団法人生活健康学研究所 理事長

大阪府立大学名誉教授・医学博士。

1949年生まれ。日常生活における健康の保持・増進に有用な処方・療法や、生活習慣病予防のための生活環境のあり方や睡眠改善に有用性のある睡眠環境や製品について医科学的な面から 企業と連携し研究開発を行っている。専門分野は健康医科学、環境適応の生理衛生学、睡眠学。 


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